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相談者 法学系 スイーツ大好き  

こんばんは。最近になって卒業論文を進めなくてはいけない!と焦り始めた大学4年です。仮テーマは決まったのですが、そこからどう展開していけばいいのかわからず、手をつけていない状態です。

ちなみに、コンビニのスイーツ、お菓子作りが好きなため、仮テーマを「今求められているスイーツ」にしています。自分なりのレシピや仮説を立て、どんなものが売れそうか、また求められているのかを書けたらいいなと思っています。目次や文章の展開などどうしたら良いかわからないことだらけなので少しでもいいのでヒントをいただけないでしょうか?

とりあえず情報収集から始めてはいかがでしょうか。事実データとして、コンビニでのスイーツ、売れ筋商品の変化は?販売量の推移は?背景を事実データから探ったうえで、仮説を立てなければ、スイーツ大好きさんの「好み」ということになりかねません。

今、求められているスイーツを探るために今、食べられているスイーツ、急上昇中のスイーツとなると、販売チャネルはコンビニだけでは足りないですよね。色々な面からまず事実データを集めてみましょう。

その上で、もしかしたら、仮説を検証する為にメインターゲットの若い女性向けアンケートを実施してみるなんてのもよいかもしれません。頑張ってください。

 

 

相談者 社会学系 けんじ  

こんにちは、就職活動も終わり、いよいよ卒業論文に対して本腰を入れようと考え、現在論文のテーマを考えている状態です。
私は労働問題、中でもブラック企業で働く正社員の方が直面する労働問題をテーマに、どのようにすればブラック企業で働く正社員の方が経営者に対して声をあげられることが出来るのか、逆に言えばブラック企業で働く労働者が労働運動を行うことが出来ない要因はいったい何なのかということについて研究しようと考えています。しかしながら労働運動の阻害要因は数多くあり、このままではあまりにもテーマが漠然としていること、研究方法として、ブラック企業について書かれた文献が少なすぎる、インタビュー調査をしようにも企業に頼めるわけがなく、個人的な伝手もないといった状況で非常に困っています。そこで質問なのですが、テーマを決める際の仮説はどのように立てればよいのかということと、ブラック企業で働く正社員という文献も少なく、質的調査が難しいい状況の中で取りうる研究方法としてどのような方法があるかということについてお聞きしたいです。

ブラック企業の調査、興味深いですね!
質問紙法等の定量調査の前に、インタビュー調査は不可欠です。インタビュー対象者をどのように探すかは、その人の行動力に依るところが大きいでしょう。そのような人が集まる掲示板で、調査のための協力ということで、話を聞ける人を募る、ブラックと言われている企業のOB先輩等を探す、あらゆる手をつくすことが必要です。手あかが付いておらず書籍も出ていないということは、それだけやりがいがあるということです。仮説は情報を収集しながら少しずつブラッシュアップして作っていってもよいと思います。最初は、ずれていても構わないと思います。例えば、「ブラック企業で勤務する若者が、労働運動をおこさない理由は、知識不足にある」「労働法、組合設立等に関する知識がないから抗議する手立てがない」等でもよいでしょう。少しずつ精査して、ある程度精査された段階で定量調査を企画すると、立派なアンケート調査をベースにした論文が出来上がります。

足でネタを稼ぐべく、頑張ってください。

 

 

相談者 経済学系 kapel  

こんにちわ。相談がありメールをさせていただきました。
現在大学4年生で就職活動をしながら、卒業論文を考えています。ギリシャの金融危機がきっかけで株価や通貨の暴落に影響を与え続けているものは何なのか、ということにとても興味も持っているのでこのことで書きたいと考えているのですが、どのように書いていけばいいのか迷っています。

本などがたくさん出ているわけではなく、新聞や現地のニュース、財政破綻した国との比較検証が一番良いのではとアドバイスをいただいたのですが、どのようにやったらいいのか分からず、かなり焦っています。 消費税のこととかもからめて書きたい、年金も各国どうなっているのか等々、興味は広がります。。。
文章が分かりずらいかも知れませんが、アドバイスをいただきたいと思い
ます。よろしくお願いいたします。

ギリシャの金融危機についてはリアルタイムで問題となっているものなので本や論文は出ていません。ですが、非常に面白い題材だと思います。
材料は、新聞記事、ビジネス雑誌、各金融機関のレポート・出版物、金融専門チャンネル・サイトの社説的なものにあろうかと思います。
特に、各金融機関(証券会社や銀行)などがサイト等で公開している顧客向けレポートなどが一番くわしいかもしれません。

ですが、それらをただ調べてまとめるだけでは面白くありません。
経済は、実はわからないことが多いのです。この先どうなるのか、影響がどのように出るのか、専門家がよってたかって取り上げても、あたりません。
今回の金融危機を予測できた専門家、機関がどの程度あったでしょうか。

だからこそ、わからないなりにも関連しそうな要素を調べ上げ、その構造を、きちんとしたデータで検証してみるといった地道な作業を行えば、
卒論として、面白いものができると思います。

各国の金融政策や中央銀行の動向、金利為替等から、生産、消費といった国民・企業の活動状況などをきちんと過去からさかのぼりデータを取得し、関連性等について細かく検証するといった作業になろうかと思います。
そこから、原因を探ったり、また過去発生した同様の危機との比較などもおもしろいでしょう。

是非、その辺の新聞の特集記事をなぞった程度の論調で終わらせないよう頑張ってください。

 


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