【法律学系】

タイトル ◆魔女狩り−拷問と自白の歴史−
分野 西洋法制史
概要

今日ヨーロッパの歴史を語るときに、決して避けては通れないものが数々ある。魔女狩りもその一つと私は考える。

本論文では、その魔女狩りをテーマにするが、その中でも特に、魔女を裁く舞台となった魔女裁判に焦点を当てることにより、当時の法制度が魔女狩りに対し、どのように関与していたかを論点にし、魔女狩りの開始から終焉までを順を追って論述する。

具体的な構成としては、まず第二章で魔女の概念を大まかに捉えたうえで、魔女狩りの始まりを述べ、そもそも魔女を裁くという刑罰は何を意味していたのかを考えたい。第三章では、魔女狩りが、大々的に広がりを見せたときに、法制度がどのように対処していたかを述べる。そして、それがヨーロッパの国々において事情が異なるのであれば、その差異を可能な限り述べてみたい。 そして第四章では、魔女裁判を行ううえで必要不可欠とされていた拷問制度について、その必要性および合法性について検討してみたい。最後の第五章では、魔女狩りの終焉において、法制度がどこまで貢献していたかを考えてみる。そのうえで、今日の法制度において、魔女狩りのような大々的な迫害運動は、決して再発しないことを確認する。

特徴・オリジナリティ 魔女狩りについて歴史的な観点と法律的な観点を同時に論じ、その時代の法律が社会生活にどのように浸透していたかを論じている。
大学・専攻 私立(東京都)、法律学科
 

 

 


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