【法律学系】

タイトル ◆製造物責任法についての一考察〜学説の動向と実務の対応〜
分野 法律学
概要

この論文は平成7年7月1日に施行された製造物責任法、通称PL法について検討しています。

PL法が導入された意義やPL法の概要に始まり、最近出された2つの判例について、独自の検討をしています。 この2つの判例を通して、最近のPL法がいかにわれわれが製造物責任を立証しやすくなったかを述べています。そして最後にこの法律が立法された事による影響と、今後メーカーなど製造者側はどのように対応していったらよいのかを検討しています。

特徴・オリジナリティ

この論文は、最近の判例である2つの判例が核となって構成されています。2つの判例を例にとることで、いかに製造物責任法が適用されやすくなったかを具体的に述べている点が特徴だと思います。

2つ目のファーストフード店の食品に関する事件では、欠陥の原因ましては欠陥の存在さえ特定できていないのに、被害者の状況、事故の内容、専門家である医師などの証言など利用できる証拠から因果関係を推定し、経験則によって判断しいる点がポイントです。これによって、われわれ消費者がPL法責任を立証しやすくなり、身近なものになったという事を述べています。2つの判例を軸にして、PL法の現在の状況をすっきりとまとめた、実にスタンダードな論文だと思います。みなさん読んでみてください。

大学・専攻 私立−愛知、法律学科
 

 

 


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