タイトル | ◆純化される「声」――書簡文範集に見る明治三十年代の手紙文化 |
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分野 | 社会学 |
概要 | 「書き言葉における声」が近代的な編成の中で均質化される過程を、郵便、文体、物質(文字や筆記具)の三つの次元で実証的に追求した、いわば手紙を通じた近代化論。目次は以下の通り。 序章 問題と方法 第一章 郵便制度と手紙――「声」だけが届く 第二章 手紙をめぐる言文一致――国家のイデオロギー装置 第三章 手紙と親密性――文字に流れ込む声 第四章 モノとしての手紙 結章 それは「誕生」しない |
特徴・オリジナリティ | 取り上げた題材(手紙)自体が独特。活字ではなく「書き文字」についての考察をした点や、前近代からあるものと近代の関係について取り上げてた点。 |
大学・専攻 | 大学− |