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卒論 Tips1 はじめに・・・再度原点に戻って考える卒論の目的 (4/4) |
以上の例から、わかることは何だろうか? 二つの例は、いささか極端かもしれないが、実際、社会で起こっていることと本質的な差はないと思われる。また職業や職種に依存する話しでもない。秘書をやっても、経理や事務職をやっていてもあてはまることである。
といった事を、小さなことでもよいから、実行できる人が「できるヤツ」になるのだ。 そのような意識・姿勢・行動スタイルをもった新人と、ただ言われた作業を言われたようにしかこなさない新人では3年もたてば差がついてくるだろう。20代後半で既に、会社における評価は固まる。その後の会社における人生はほぼ決まってくるといえる(但し断っておくと、これは私生活や人生観について示唆するものではない)。 卒業論文で体験する一連の流れと、事例で示した「できるヤツ」の行動スタイルには共通する点が多い。社会にでて「できるヤツ」になるためのスキルを練習してみるいい機会が卒業論文ではないだろうか。
更に追加して書くと、皆さんご存知のように、企業では、「人の配置・評価・昇格昇進・報酬
」について、年功序列的な考え方から、能力・成果に応じた評価・報酬といった考え方へ移行している。 正社員として、それなりの給料をもらうためには、初めて取り組む世界・事態でも自分で考え判断し、さらによいやり方を工夫して常に仮説を持ちながら実行し、必要に応じて修正し向上を目指すといったスキルが求められるのである。 今後、年収500万、1000万を得るためには、何かを犠牲にするか、これまで述べてきたスキルを身につけるしか道はない。これからは、ただ年齢を重ねるだけでは給料はあ がらない時代である。是非、この点を意識して卒業論文制作にあたるとよいだろう。将来きっと役立つはずである。
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