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卒論 Tips1 5 口頭試問・プレゼンテーションの技術(1/5)

●基本的な発表スタンスについて

 口頭試問とは、自分が書いた論文を発表・報告する場である。みんなの前に立ち、発表するものなので、慣れない人は緊張してしまうかもしれない。だが、この場を乗り切れば、君たちが卒業論文に関してやらなければならない事は全て完了する。

この最後の場をどう乗り切るか?
まず、基本的なスタンス(心の持ちよう)としては、“客観的に、ある一つの論文を、評論し、紹介する”といったものがよいと思われる。

手前味噌に“この論文はいいですよ”というよりは、客観的なスタンスに立って紹介した上で、“結構いい論文ですよ“という方が、同じアピールをするのでも、説得力を持ちやすい。
しかし、変に力むことは無い。良いところは評価してもらえればよいし、そうでないところは、そのように評価してもらえばよいのである。

●基本必要事項の説明
  …指定された項目に沿って説明しよう

口頭試問で、どのような事を説明するのか、学校によって項目等が示されているところもある。ここは、それに則って必要な事項を説明しよう。例えば、次のような事項ではないだろうか。(なぜテーマに選んだか、どのような切り口・方法で研究を行ったか、その結果何を結論としたか、わかったか。オリジナリティもしくは、ちょっと興味深かった点について・・・)

 

●発表に備える…暗記派のあなたへ

“発表なんて、資料があるからその場でどうにでも対応できるさ”という人はさておいて、多くの人は、予めメモなどを作成しながら、何回か発表の練習する事だろう。そして、内容をある程度、暗記をしながら、発表の完成度をあげてゆくことだろう。このような事前の練習は是非やっておきたい。次頁では発表に備えた練習のポイントや、暗記メモを作成する際のポイントについて紹介しておこう。

 


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