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卒論 Tips1 5 口頭試問・プレゼンテーションの技術(4/5)

●論文で書けなかった事があった場合

  …勝手に説明資料と口頭で補完する

 本来、書いておくべき事なのだが論文の中では書けなかった…、ということがあった場合にどうするか?

発表の際に補完してしまう、
という手がある。

教授陣が、提出された論文をどの程度読んでいるかというと、多くの場合、論文をじっくり読むと言うよりはあっさり目を通して、発表で、本人の説明を聞いて、判断・評価するケースが多い。だからこそ、このような手も有効になる。口頭での補完という手は結構使える手である。
但し“それについてはどこに書いてあるのか?”なんて聞かれたら、正直に、そしてさりげなく答えよう。“論文中では特に記述していませんでしたが、そのように考えております”

●明らかなミス・見落としがある場合
  …先に限界と課題を宣言する

これまで、いくつかの対応法を書いてきたが、そうは言っても明らかに、屁理屈も考えられないような事態もあるかもしれない。完全に自分のミスであると言わざるを得ない点に関して、どうするか?

それは、堂々と、“今後の課題である”と、先にこちらから言い切ってしまうのが賢い対応である。

(学校によっても異なると思うが)会場に発表を聞きに来ているゼミに入ったばかりの三年生がいる場合、彼らの方へ視線を向けながら“こういう課題があったから、来年、君らの中でこのテーマについて取り組んでみたらどうだい?”と暗黙のメッセージを送りながら、堂々と宣言しよう
“今回は、時間的制約で、ここまでしかできませんでしたが、…このような…検討も今後必要かと思われます”、”今後の課題だと思います”、そんな一言でカバー可能である。

→次ページは、”質疑応答”への対応ノウハウ。手強い質問が来たらどうする?


 

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