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卒論 Tips1 5 口頭試問・プレゼンテーションの技術(2/5)

●発表に備える…暗記派のあなたへ(続き)

 皆さんの多くは、発表用の資料を見ながら、事前に頭の中で何回か発表のイメージトレーニングを行うと思うが、それらを全部書き下して丸暗記して、話すのでは大変である。

完全シナリオ読み上げ型の場合
、よくあるのが、少しでも忘れた箇所があった場合に、その後がすっかり頭の中から飛んでしまい”ボロボロ”になってしまう、というケースだ。そこで、今回お奨めしたいのは、発表をいくつかの段階に切り分けて、各段階で言いたいことのポイントだけをメモしておく方法である。
“こういうことを言おう“というポイントだけがわかっていて、練習段階でアドリブで説明できれば、それで
OKである。
もし、暗記をするのであれば、各段階での出だしのフレーズを1行分もしくは、2行分に的を絞って空で言えるように覚えよう。

 


例えば、まず、壇上に出た時に言う最初のフレーズが大事だったりする。

みなさん、こんにちは、○△ゼミの田中です。私は〜をテーマに卒業研究を行いましたので、その成果について紹介します
これが、まずスムーズに出てくるのと、出てこないのでは、聴衆者に与える印象が大きく異なる。

また各段階の出だしのフレーズでは
次に、実際の〜についての説明に移りたいと思います。では、こちらをご覧ください。…”。

また、締めくくりでは・・・
これで、説明は終わりになります。

このような最後の言葉、区切りになる言葉については、暗記しておいて損はない。流れをスムーズに運ぶし、聞いている方も安心感が出る。うまく、発表をコントロールしているといった印象を与える。この部分の暗記は有効である。区切り、節目のフレーズがしっかりしていると、自分自身発表していて安心できるし、その後もスムーズにゆくものだ。節目毎のフレーズは完璧に暗記しておこう。

 


 

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